福田淳は何者?STARTO代表に就任した連続起業家の人物像

福田淳さんは実業家であり、25もの事業を立ち上げている人物です。その数の多さから、ご本人も「連続起業家」と自己紹介されています。

福田淳さんといえば、旧ジャニーズ事務所所属タレントのマネジメントや育成業務を担う、株式会社STARTO ENTERTAINMENTの代表取締役CEOとしてご存知の方が多いでしょう。

本記事では、幅広い分野で活躍しています福田淳さんについて、経歴や人物像、著書について紹介します。株式会社STARTO ENTERTAINMENTのことも解説していますため、福田淳さんが考える企業方針もわかる内容です。

連続起業家として事業を展開している福田淳さんのことが気になる方は必読です。


福田淳とは何者?

福田淳さんは大阪出身の、連続実業家と名乗るほどさまざまな事業で活躍されています。多くの事業に携わる福田淳さんが一体どんな人物か、気になる方が多いでしょう。

プロフィールと家族構成について紹介します。

家族構成では、福田淳さんがメディアに強い理由が見えてくるかもしれません。

プロフィール

福田淳さんのプロフィールを次の通り表にまとめました。

本名福田淳(ふくだ あつし)
生年月日1965年7月26日
出身地大阪府
学歴日本大学芸術学部 卒業
現在の職業株式会社スピーディ代表取締役社長
株式会社STARTO ENTERTAINMENT代表取締役CEO
肩書連続起業家

福田淳さんの活動内容は他にも数多くありますが、プロフィールでは代表的なものを紹介しました。

主にエンターテインメント業界での活動が知られていますが、アートやビジネスの分野でも強い影響力をもっています。

奥さんはいる?家族構成

福田淳さんは既婚者で、奥さんと子どもは娘が1人、俳優・のんさんと同じ歳ぐらいと話していたことから30歳ぐらいだと考えられます。

アメリカのLA在住で、支払い連携ができず家賃が引き落とせない状況になったとき、福田淳さんがお金をもって現地にいったエピソードがあります。

ただし2022年時点の情報ですので、現在もLA在住かどうかはわかりません。困っている娘さんのために、わざわざ現地までいく子ども思いの父親であるのはわかりました。


ご実家は祖父から兄まで代々マスコミ業界で活躍されているご家族です。

祖父の福田薫さんは、日本経済新聞社のナンバー2に上り詰め、テレビ朝日の副社長にもなった人物でした。父の福田澹さん は関西電通ラジオテレビ局長やアド電通大阪社長として活躍されていました。

福田淳の経歴

福田淳さんのメディアにおける経歴は、学生のときから始まっていました。
医師を目指していたのをメディアの道に進むために日本大学芸術学部へ進学します。

大学卒業後は会社員をしながら、日本から海外まで幅広いメディアで実践経験を積み、社内創業で代表取締役にまでなります。

のちに株式会社スピーディを設立して事業展開し、株式会社STARTO ENTERTAINMENTの代表に就任しました。

福田淳さんの経歴について順番に解説します。

医師を目指すも父の後押しでメディアの道へ

福田淳さんが医師を目指していたと考えられるのが、在籍していた学校が大阪府の高槻中学校・高等学校のためです。
大阪医科薬科大学が経営母体となっており、医学を学ぶための環境が充実している点が特徴です。

医師を目指すための充実した環境にいましたが、中学時代から映画に強い興味をもち、映画監督を目指して実際に撮影や編集していました。


大学受験の際、学校の先生からは医学部へいくよう勧められましたが、気持ちはすでにメディアへ傾いています。
そして、福田淳さんの希望を後押ししたのは父の福田澹さんでした。

医学部を勧める先生を説得されたため、福田淳さんは日本大学芸術学部へ受験、合格してメディアの道へ進み始めます。

父の福田澹さんの説得があったからこそ、今の福田淳さんがあるといえるでしょう。

数多くの実績を残した後にスピーディを設立

日本大学芸術学部卒業後、福田淳さんは制作会社である株式会社東北新社で9年間勤務します。

CMのプロダクションマネージャーからはじまり、当時の植村伴次郎社長と共にLAやパリ、カンヌ、ハリウッドなど世界で仕事をしました。

1998年、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントに、コンサルタントとして参加し「アニマックス」や「AXN」の立ち上げに関わります。
「iモード」をはじめとした携帯電話向けコンテンツを展開し、2007年に株式会社ソニー・デジタルエンタテインメントを社内創業しました。

数多くの活躍を経て2017年に退職し、コンサルティング会社である株式会社スピーディを設立します。

キャスティング業務やグローバルブランドのコンサル、アートギャラリー経営など多岐にわたるビジネスを展開しています。

旧ジャニーズ事務所の新設会社STARTOの代表就任

2023年12月、福田淳さんは旧ジャニーズ事務所の新設企業である株式会社STARTO ENTERTAINMENTの代表取締役CEOに就任しました。

福田淳さんが選ばれたのは、これまでの豊富な実績から期待されたからです。

幅広く多くの企業経営を実施し、任されてきた事業を黒字化してきた実績は、旧ジャニーズ事務所が新たに出発するために必要とされている手腕です。

福田淳さんは海外経験の豊富さやビジネス展開のジャンルが絞られていない点から、日本の芸能界に染まりきっていない人物でもあるといえます。こうした背景も選ばれた理由の1つでしょう。

福田淳の人物像

福田淳さんは25もの事業を立ち上げ、生涯にわたり新規事業を立ち上げていく人のことを「連続起業家」と呼びますが、自ら「連続起業家」を名乗っています。
これらから福田淳さんは非常にパワフルな人物であるのが想像できるでしょう。

仕事についての考え方は、福田淳さんが現在CEOとして就任されている株式会社STARTO ENTERTAINMENTの活動から、真剣に取り組んでいるのが改めてわかります。

仕事に対する考え方や姿勢

福田淳さんは芸能事務所とタレントが平等な関係にあるべきだと考えています。

メディアと芸能事務所、タレントとの関係性に疑問をもっており、業界の慣習に対して意見する発信を行なっています。

また、所属者とのコミュニケーションを大切にしており、100人以上在籍する株式会社STARTO ENTERTAINMENTのタレント全員と面談しています。

現場との対話を通じて課題解決を実施しているのが、福田淳さんが成功している理由の1つかもしれません。


さらに、会社の経営を音楽の演奏に似ていると考えています。

演奏も仕事も終われば消える、演奏や仕事のプロセスをみんなで楽しむのはオーケストラのようだと表現されていました。

疑問をもつことと楽しむこと、どちらももっているからこそパワフルに数多くの事業に取り組み結果を出しているのがわかります。

社会貢献活動に強い関心を示す

社会貢献活動に強い関心を持つようになったのは、福田淳さんが40歳を過ぎてからです。

今まで人を笑わせたいという想いをもっていましたが、笑うどころじゃない人が一定数存在することに気づいたのがきっかけでした。

福田淳さんが携わる社会貢献活動について、一部だけですが紹介します。

NPO法人活動シングルマザーを支援する「アシャンテママ」代表理事
父親の子育て参加を促進する「ファザーリング・ジャパン」監事
ALS支援活動ALS(筋萎縮性側索硬化症)支援の「アイス・バケツ・チャレンジ」に貢献。日本にこの運動を普及
地域社会への貢献沖縄に「スピーディーファーム」を設立。
収穫されたバナナを放課後等デイサービスや子どもの居場所を利用する子どもたちに寄付
教育活動金沢工業大学、横浜美術大学で客員教授を務める