株式会社STARTO ENTERTAINMENTは旧ジャニーズ事務所の新会社です。
福田淳さんは代表取締役CEOに就任しており、旧ジャニーズ事務所に所属していたタレントのマネジメント、育成業務を行う会社として運営しています。
社名の「STARTO」は「STAR(スター)+と(未来へ向かう)」の造語で、ファンからの公募を経て決定されました。現在のスターたちと将来のスターたちが共に新たな伝説をスタートさせるとの意味が込められています。
福田淳さんが代表に就任してからは、新たにエージェント契約が導入されました。これは、俳優・のんさんの再ブレイクで注目を浴びた契約方法です。
株式会社STARTO ENTERTAINMENTの設立の経緯、エージェント契約の詳細について解説します。
株式会社STARTO ENTERTAINMENTは、旧ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏による、性加害問題が公にされたことを受けて設立されました。ジャニーズ事務所は大きな信頼を失い、運営体制を見直す必要が生じました。
福田淳さんは就任時に発表したメッセージ の中で、さまざまな業界の人々から、旧ジャニーズ事務所からの経営分離を求める声があったと言及しています。
代表取締役CMOとして就任した井ノ原快彦さん以外の経営陣は、旧ジャニーズ事務所と関係がない人を就任させています。
株式会社STARTO ENTERTAINMENTではマネジメント契約とあわせてエージェント契約も導入しています。
日本の芸能界では、会社員のようにタレント本人の管理業務の大半を芸能事務所に任せるマネジメント契約が一般的です。
一方で、エージェント契約は個人事業主のようにタレントは芸能事務所から独立し、自分自身の管理業務の大半を担うため、報酬を直接受け取れる契約です。
福田淳さんが導入したエージェント契約は、所属事務所との独立トラブルで「能年玲奈」の本名が名乗れない上、活動に支障がでていた俳優・のんさんの復活で注目を浴びました。
「2年先までスケジュールが埋まっている」といわれる状態を実現した結果は、エージェント契約に対する不安を払拭するには十分です。
尚、俳優・のんさんは11年ぶりに地上波ドラマに復活したことでも話題となりました。
公平な契約を結んで活動ができるため、芸能事務所による一方的なマネジメントを避け、タレントは実力と結果で仕事に反映させやすくなります。
株式会社STARTO ENTERTAINMENTの方針として福田淳さんが表明したのは、透明性の確保です。
旧ジャニーズ事務所の問題点としてあげられていたのが、権力が集中したり暴走したりしたことです。社員の職務権限の明確化、意思決定のプロセスも明確にして、特定の人物に権力が集中しない仕組みづくりを実施しました。
ジュニアタレントの新規加入や育成の際、ダンスや歌唱などの評価基準を明示する方針も示しています。
旧ジャニーズ事務所では、人選にトップや幹部の意向が強く影響していたのは周知のとおりです。エンタメとしての面白さを引き立てていた反面、評価の不透明性につながっていました。選考や評価のプロセスを明確にするのは、タレントが公平に評価される仕組みづくりのためです。
公約として掲げたのは、「タレントが自由に活躍できる状態を作る」ことです。そのためには透明性を確保し、社会の信用を取り戻すことが重要となります。
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